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ディベートの練習3:2立形式のマイクロディベートをする


授業づくりネットワーク No.159
ディベート・オープン・スペース(DOS)では、ディベートの2立形式のフォーマットを用いています。
第2立論があると、議論がより深まるからです。
第2立論形式のフォーマットは、難しい、複雑だと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
立論が一回の形式のものに、反駁が一回増えたと考えればいいのです。
つまり、立論1回の形式では第1反駁でしていた議論を第2立論で展開します。
肯定側の第2立論は、否定のデメリットに対する批判を、否定の第2立論は、肯定のメリットに対する批判をします。
反駁の機会が増えることで、議論はより深まります。
この形式でマイクロディベートをしています。
マイクロディベートとは、1対1で試合をすることです。
原則として、肯定、否定、審査を各1回ずつします。
また、立論、反対尋問(質疑)、反駁も一人でします。
すべてのステージを体験することで、ディベートをより深く理解できます。
そして、すべてのステージを体験するので、各ステージ間の関係をしっかりと捉えることが出来るようになります。
例えば、質疑で得た情報を反駁に生かすとか、第1反駁と第2反駁の連携を考えるということです。
また、各ステージ(立論など)の時間も短く、比較的短時間で多数の試合が出来ます。
是非、第2立論形式のディベートを試して下さい。